時下、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
春のデータベース・セキュリティ・コンソーシアムセミナー
を下記のとおり開催いたします。
毎年、会員限定として開催しておりました、この時期のセミナーでございますが、今年は、会員以外の一般皆様のご参加もできる形で開催いたしますので、ぜひともご参加賜りたくお願い申し上げます。 (会員企業:無料、会員企業以外:1000円)
さて、昨今、クラウドとその安全性について、盛んに議論が交わされる中、課題も多く挙がっています。「情報の保管場所」や「個人データの越境問題」、日本企業が「海外でクラウドサービスの事業展開する場合の課題」や「海外のクラウドサービスの利用する場合の課題」等々、様々な観点から、考慮すべき事柄が考えられます。
これまでもデータベースのセキュリティにフォーカスして活動してきたデータベース・セキュリティ・コンソーシアムでは、これらを踏まえ、少し先の目線で、テクノロジーや法、政策などの観点から、クラウドとデータに関る現在と将来について考えます。
皆様のご参加をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。
14:20〜14:45 |
受付 |
14:45〜14:50 |
○開会挨拶 及び 講演「日本のICT戦略」
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DBSC会長 安田 浩 氏
(東京電機大学 未来科学部 情報メディア学科
教授 工学博士 ,CISSP)
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14:50〜15:40
(50分) |
○ 基調講演 1
「クラウドコンピューティングの技術と利活用に向けての課題」 |
三宅 功 氏
(NTT情報流通基盤総合研究所 所長)
これからのクラウドコンピューテイングを構成すると考えられる要素技術とシステム化の方向性、それらがもたらすICTシステム変革の可能性についての見通しを述べるとともに、今後利活用が想定されるサービス及びサービスを具体化するためのセキュリティや社会基盤に必要な変革等について述べる。
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15:40〜15:55
(15分) |
(休憩) |
15:55〜16:45
(50分) |
○ 基調講演 2
「クラウド時代における越境データの法律問題
−個人情報保護法改正の必要性」 |
鈴木 正朝 氏
(新潟大学 大学院 実務法学研究科 教授)
クラウドコンピューティングサービスを提供しまたはそれを利用するにおいて大きな論点となるのは顧客のデータセキュリティ、中でも顧客のプライバシーの権利に属する情報の管理である。
特に法系の異なる複数国にまたがるフィールドで業務展開を行う際の越境データの取扱いはコンピュータ間通信の時代からの古くて新しい問題である。情報保護についての顧客の信頼を勝ち得ることはITビジネスの基礎であり、そのためには、それを支える国内法(情報法制)がある程度盤石であることが求められる。
現行個人情報保護法のどの点がビジネスを阻害しているか、なぜ改正が必要で、どこをどう直すべきか。現行法を前提に特定個人を識別不能にすればデータの自由流通を認めるべきという短絡した発想と政策はさらに社会を混乱に陥れるだけであろう。理論的基礎のない形式的国際協調主義で本問題を乗り切ることは不可能である。この点の解決策を提言したい。 |
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16:45〜17:30
(45分) |
○ 第6期ワーキンググループのご紹介 |
(40分)
(5分)
・ DBセキュリティガイドライン英語版レビュー&プロモーションWG
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17:30〜 |
○ 閉会挨拶
DBSC事務局長 西本 逸郎
(株式会社ラック ,CISSP) |
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