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■ DB内部不正対策WG |
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WGリーダー:高岡 隆佳氏(ブルーコートシステムズ合同会社) |
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□活動目的 |
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情報に取り囲まれた現代社会において、内部の不正アクセス事件が途絶えることはなく、価値ある情報が格納されているDBおよび関連する内部リソースに対して管理者の意思ひとつで容易にデータが持ち出せることは昨今の事件などから明白です。
マイナンバー法の施行や個人情報保護法改定を控え、企業における情報管理のあり方は、漏えい事件に法的な罰則が見えていることからも、今まさに見直しを迫られています。
DBSCではこれまでDB管理手法のガイドラインや、ログ管理・暗号化といった手法について提示してきたが、直近のDBAへのリサーチ結果から浮き彫りとなったのは、セキュアなDB管理が行き届いておらず、また管理者に対する管理が行き届いていないため、漏えいの事実を第3者(外部)から知らされるという現状とリンクしています。
このような背景を踏まえ、本ガイドラインは管理者(DBA)の置かれている環境の実情とその改善、機密情報に対する脅威・異変に対する可視化、およびリアルタイムレスポンスを可能とするための手段・運用方法を提示、内部不正の誘因に対する対処およびそれを抑制できるDB環境、さらには事件時の影響範囲の特定を可能にする手法を広めることを目的とします。
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□活動スケジュール |
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2015年2月 WGの目的と内部不正耐性チェックシートの発表
2015年8月 ガイドラインパブコメ募集
2015年9月 ガイドライン1.0版公開
2016年2月 ガイドライン1.1版公開
その他DBSCセミナー等における活動中間報告・ガイドライン紹介を行う
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□内部不正耐性チェックシート |
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各企業において、データベースを取り巻く環境の内部不正に対する耐性をチェックできるシートになります。
設問はそれぞれ「管理者の誘因」「管理者の抑制」「運用の実施」の3つの大項目について、管理者および責任者(定義についてはシート参照)の観点から回答いただく形となります。
また、チェックシートの下にある内部不正対策度フローチャートでは、管理者および責任者の上記3つの項目に対する「YES」の合計数から大まかな内部不正対策度が追える形式となっています。
フローチャートの結果よりも、管理者・責任者が「NO」と答えている、対応できていないリスクを把握いただくことが目的です。
管理者・責任者それぞれの幸福度、それぞれが認識するDB管理体制などを相互に確認することで対応認識のギャップなどが明るみになるはずです。
今後のガイドラインのリリースでは、本チェックシートについても設問ごとの重み付けや各項目対応状況に応じたリスクを紐付けたものを公開する予定ですので、当WGの今後の活動にご注目いただければ幸いです。
◇資料:
「内部不正チェックシート_rev1.2」(Excel)
■著作権の所在
本チェックシートの版権は、データベース・セキュリティ・コンソーシアム(DBSC)に属する。
■利用制限
本チェックシートの販売、編集は禁止する。それ以外のチェックシートを利用したサービス提供に関しては一切制限しない。
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□DB内部不正対策ガイドライン |
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活動目的にて言及した背景を踏まえ、本ガイドラインは管理者(DBA)の置かれている環境の実情とその改善、機密情報に対する脅威・異変に対する可視化、およびリアルタイムレスポンスを可能とするための手段・運用方法を提示、内部不正の誘因に対する対処およびそれを抑制できるDB環境、さらには事件時の影響範囲の特定を可能にする手法を広めることを目的とし策定しています。
◇資料:
「DB内部不正対策ガイドライン 第1.1.1版」(PDF) ■著作権の所在
本ガイドラインの版権は、データベース・セキュリティ・コンソーシアム(DBSC)に属する。
■利用制限
本ガイドラインの販売、編集は禁止する。それ以外のガイドラインを利用したサービス提供に関しては一切制限しない。
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